コロナ感染から回復後もPCRで陽性!一時帰国したいのにできない場合の対処法【2022年7月現在】

こんにちは。

リーラコーエン シンガポールマーケティング担当の野上です。

今年の4月以降、シンガポールでの新型コロナウイルス感染症予防のための生活制限や入国規制はニューノーマルに向けて次々と緩和されてきました。

2022年7月現在、予防接種が完了している人は事前のARTや隔離なしでシンガポール入国が可能となり、街中には多くの観光客を見かけることも多くなってきました。

一方で、日ごとの感染者数はまだまだ落ち着かないのが実情です。

引き続き毎日1万人弱の感染者が出ており、中には2度目の感染をする人も。

久しぶりの日本への一時帰国を控え、渡航前PCRを行ったところ陽性で、やむなくスケジュール変更をせざるを得ない、というケースも多く出ているようです。

 

また、新型コロナウイルスの症状が治癒し、ART(迅速抗原検査)が陰性になっても、その後しばらくの間PCR検査で陽性結果が出続けることもあります。

これまでは、この場合も日本への入国が認められないケースが多くありました。

しかし最近、PCRが陽性でも回復済みの場合は、事前に在シンガポール日本国大使館でレター発行の手続きを行えば日本へ入国ができることが発表されました。

そこで今回は、改めてシンガポールから日本へ入国する際の2022年7月現在の最新情報とともに、このレター発行の手続きについて大使館の情報を元に詳しくお届けいたします。


【目次】

1.2022年7月現在、日本へ入国する際に必要なもの
2.在シンガポール日本国大使館発行のレター手続き方法とは
3.最後に

 

1.2022年7月現在、日本へ入国する際に必要なもの

日本では各国をリスクの高さに合わせて青・黄・赤の三色に分類しています。

2022年7月現在、シンガポールはリスクが最も低いとされる青色となっています。

詳しくは厚生労働省の水際対策のページをご参照ください。青色の場合は、ワクチン接種・未接種どちらの場合も、これまで必須だった自宅等での待機や入国時のPCR検査は不要です。

一方で、入国72時間以内のPCR検査結果(陰性証明書)の提出は必須となりますのでシンガポールを出発する前に必ず行います。

MOHが定める指定クリニック(一覧はこちら)にて検査を受け、交付された「Digital PDT Certificate」を紙で印刷したものを必ず携行するようにします。

この陰性証明書には、検査結果、名前、FIN番号、パスポート番号、国籍、生年月日、PCR検査であることの明記および検体の種類(日本の厚生労働省が指定している検体でなければなりません)、採取日および採取した時間、実施したクリニック名、ラボ名、結果判定日、医師の氏名および医籍番号、そしてQRコードが英語で明記されている必要があります。

これまではPCR検査と言うと鼻の中に綿棒を入れる形式が主でしたが、最近では唾液検査もあります。

クリニックによって方法が異なりますので、このあたりは事前に確認をしておくと良いでしょう。

また、検査結果が出るスピードや料金等もクリニックによって大きく異なります。

余裕を持って検査を予約するのが一番ですが、スピードや料金重視の場合もクリニックを比較しながら決めると良いでしょう。

なお、検査に行く当日は、IDカード(ビザ)、パスポート、そしてフライト時間が明記された航空券のコピーを必ず持参するようにします。

 

2.在シンガポール日本国大使館発行のレター手続き方法とは


冒頭にもご紹介しましたが、最近よく聞くのが一時帰国前に新型コロナウイルスへ感染し、回復したにも関わらずPCR検査で陽性が出続けるというケース。

このような場合、必要書類を添付の上、在シンガポール日本国大使館(ryoji@sn.mofa.go.jp)へメールを送信し、レターを発行してもらうことで日本への入国が可能になります。

 

在シンガポール日本国大使館のホームページによると、必要な書類は以下の通りだそうです。


■必要書類
(1) パスポート
(2) これまでのワクチン接種歴がわかるデータや資料(ワクチン摂取証明書など)
(3) 新型コロナウイルス感染から回復したことが確認できるもの
(例:TraceTogetherやHealthHubなどのスクリーンショット、PCR検査結果、撮影した日付の分かるART検査の陽性結果写真、病院にて発行されたRecovery/Dischargeメモ)
(4) 回復後に受けたPCR検査の陽性結果(厚生労働省が有効と認める検体でなければなりません。詳しくはこちら)


大使館へメールを送信し、必要書類を確認してもらったあと、最大5営業日程度でレターの発行が可能とのことです。

土日祝日は含まれませんので、フライト日などが決まっている場合は、事前に余裕を持って発行をお願いするようにしましょう。

また、レター発行のケースの場合であっても、事前のPCR検査は必須ですので、こちらは注意が必要です。

 

実は私自身も先日新型コロナウイルスへ感染し、なんと14日間ARTで陽性が出続けていました。

7日が経ち、身体は回復した後も、急遽日本に帰らなければならなくなったらどうしようかと内心焦っていましたが、このような制度が公式となり、必要に応じて帰国が可能になったことで安心できました。

今後、万が一新型コロナウイルスに罹った場合は、ARTの検査結果を日付ありで写真に残しておくことや、病院で診察を受けることによって万が一のケースに備えることができますね。

 

3.最後に

今回は2022年7月現在の日本入国時における注意点と、新型コロナウイルス感染から回復後もPCRで陽性が出ていても日本に入国したい場合の対処法についてお届けしました。

今回はご紹介しきれませんでしたが、ファストトラックの登録も事前に行っておくと入国がよりスムーズになるのでおすすめいたします。

つい数か月前までは空港でもPCR検査が必要で、空港を出るまでに平均2時間以上かかったことと比較すると、これまでよりも入国がしやすくなり、一時帰国も検討しやすくなったかと思います。

とはいえ、世界的な新型コロナウイルス状況、またシンガポールの状況によっては今後の水際対策が大きく変更になる可能性もあります。

最新情報は日本大使館厚生労働省のホームページを確認するようにしましょう。

本情報が皆様のご参考になれば幸いです。

 

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