DP保持者の転職成功事例から学ぶ、求人マーケット状況と選考プロセス 【ワークパーミット取得し転職まで約1ヶ月】

こんにちは。

リーラコーエン シンガポールのマーケティング担当Lisaです。

 

今回は実際にWPを取得して転職を成功させたAさん(仮名)に、インタビュー協力をいただきました。

現在のシンガポール人材省(Ministery of Manpower)の規定では、「DP保持者は、国籍問わず、WP(ワークパーミット, 労働許可証)を取得すれば就労が可能」と定められています。

 

本日ご紹介する事例が、就労を希望されるDP保持者の皆様のご参考になれば幸いです。

 

この記事がオススメな方

- 就労・転職を希望されているDP保持者の方

- これから渡航されるDP取得予定の方…

そんな方に是非読んでいただきたい記事になっております。

 

目次

1. 復習:DP保持者の就労について

2. 転職まで約1ヶ月!事例から学ぶ選考・マーケット状況

3. 働きたい方へのメッセージ

 

【関連記事】

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復習:DP保持者の就労について

シンガポール人材省(Ministery of Manpower, 以下MOM)は、シンガポール国内の雇用を守るために外国人雇用に対する規制を厳格化しています。

特に新型コロナウイルス感染症の蔓延以降、就労ビザ取得最低金額の引き上げや外国人の入国制限を行っています。

 

その中で、2021年5月には帯同者ビザであるDPの就労制限も行われました。  

以前許可されていたLetter Of Consent(以下、LOC)の取得によるDP保持者の就労が禁止となり、

DP保持者の就労は就労ビザ(EP又はSPass)の取得が必須となりました。

 

しかし、8月にはWork Permit(以下、WP)の取得による就労が可能になりました。

 

そもそもWPとは?

WPとは、規定国から特定の業種・業界での就労のために外国人労働者に与えられる労働許可書です。

しかしながら、DP保持者であれば出身国に関わらず、WP取得が可能であると発表されました。

※ MOM公式サイト(最終文に記載あり)より、詳細をご確認くださいませ。

 

WP取得によるDP保持者の就労は、難しいのか?

今回の発表から、実際に弊社からのご紹介により数件転職成功への実績がございます。

 

今回の変更によって、どんな状況の変化があったのかと疑問を抱く就労希望者も多いのではないでしょうか。

そこで以下、LOCとWPの違いについてまとめてみました。

 

1. WP取得には制限がある!

企業が属する業種やローカル従業員数によって、取得できるWPの枠数が決まります。

業界・業種によってはWPを発行できない場合もあります。

 

2. WP取得による企業側の負担

企業は、WP保持者のLevy(税金)を負担する必要があります。

一方で、最低給与・最低時給は存在しないというメリットもあります。  

 

以上、WPの概要でした。  

ここからは、短期間で転職成功されたDP保持者の方とのインタビュー内容をご紹介いたします。

 

転職まで約1ヶ月!事例から学ぶ選考・マーケット状況

【簡単プロフィール】

2012年、旦那様のお仕事の事情により家族4人で来星。

来星前の経験を活かして、2017年からシンガポール島内の企業でパートタイム勤務。

 

しかしながら、前職の会社からLOCの期限が切れたら雇用終了と通達があり、2021年8月から求職活動を開始。

 

どのように転職活動を進めましたか?

事前準備として、昨今のオンラインでの選考に備えてPCの購入をし、またすぐに書類選考を進められるようにレジュメの更新を行いました。

今回強調したい経験なども整理し一からレジュメを作成しました。


また今後の面接に向けて、これまでの経験(職歴)や何がしたいのか(希望)、キャリアビジョン(目標)なども改めて整理し考えるようにしました。

 

LOCで働けた頃は自力で求人を探すことができましたが、

今回の規定変更でエージェントを利用するより他に求人を知る機会がなくなってしまいました。

そこで日系人材紹介会社に複数登録をして、求人の紹介をお願いしました。

 

選考状況はいかがでしたか?

転職活動を始めてから内定をいただくまで3週間でした。

選考を受けた企業は、合計で書類応募5社、面接2社、合格1社でした。

 

転職活動を始める前は、とにかく「WPを取得してくださる企業があるか」という不安が大きかったです。

規定が変わったばかりだったので、企業も人材紹介会社もまだ消極的で、求人はとても少ない印象でした。  

 

そのため今回の転職は相当厳しいと覚悟していたのですが、

一度選考が始まると書類選考から面接、合否の通知まではとてもスムーズで早かったです。

 

WP取得に必要な書類は?

【必要書類】

・ パスポートコピー(写真ページ見開き)
・ DPカードコピー(表、裏)
・ ご主人様(帯同ビザに付随する)のEP番号(番号のみ)

 WP取得において、申請から許可が下りるまで3日でした。

カード登録のためにMOMサービスセンターへ出向く必要がありますが健康診断は不要です。

 

またWPの申請後、最終学歴の卒業証明書の提出を求められたので事前に準備しておくのがおすすめです。

 

リーラコーエンに登録していかがでしたか?

実はもともとリーラコーエンさんは前職の人事業務でとても頼りにしていたエージェントさんで、

多くを言わずともこちらの求めていることを察知してくださる仕事ぶりに感激し、いつか求職者になるときはお願いしようと心に決めていました。

数社のエージェントに登録して活動をしましたが、リーラコーエンさんの提案は、とにかく早くて的確でした。

 

私のスキルや希望はレジュメに全て盛り込んであるので、長々とした面談や英語のスキルチェックは省きつつ

私の希望にピンポイントな求人をご紹介くださり、紹介求人数もどこよりも多かったです。

 

また、Whatsappでもやりとりができるので、担当コンサルタントとのコミュニケーションがとりやすかったです。

働きたい方へのメッセージ

転職はいつも大きなエネルギーが必要で、大変ですが

振り返るとそれが積み重なりわたしの中で大きな財産となっていて、無駄な日など一日もなかったと気付かされます。

 

またWP取得によるDP保持者の就労に関して、 企業側は雇用税が発生しますし、

枠(Quota)も必要なのでLOCとは多少条件が変わりますが、一方で、給与制限がありません。

そういった点では、パートタイム就労も可能なので、LOCよりハードルが上がったと感じる必要はないのではないかと思います。

 

DP保持者の皆様の環境は様々だと思いますが、

ご希望とスキルに合ったそれぞれの働き方を見つけ、輝ける人がひとりでも増えますよう切に願っています。

 

最後に

以上、DP保持者のWP取得と現在のマーケット状況・転職体験記をご紹介しました。

WP取得によるDP保持者の就労情報がまだまだ少ない中で、少しでも参考になりましたら幸いです。

 

その他、ご質問やご希望がございましただ、お気軽に現地在住キャリアコンサルタントまでご相談くださいませ。

 

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