【完全保存版】シンガポールで、メイドさんを雇うまでの流れを徹底解説

こんにちは。リーラコーエン シンガポールのマーケティング担当Lisaです。

 

今週のブログでは、メイド大国といわれるシンガポールにて、メイドさんについて様々な角度からまとめています。

今回は、メイドさんを実際に雇うまでの手続きについてまとめてみました。

なかなか調べても一覧として出ている日本語記事が少なかったので、こちらが参考になれば幸いです!

※2020年9月末現在の情報になります。随時最新情報をご確認くださいませ。

 

1. MOM(シンガポール人材開発省)のホームページにて、雇用主となる条件を確認

・21才以上であること

・免責未決済破産者でないこと

・完全に理解し、責任を負うことが出来る精神状態であること

その他、詳細は明確に記載がありませんが、経済面の確認もあるようです。

 

随時、条件については最新情報をご確認くださいませ。

 

2. 雇用主になるためにMOMへ申請を出す

エージェントの利用有無によって手続きが異なります。

A. エージェントを使わない場合

B. エージェントを使って雇う場合

として、それぞれ説明していきます。

 

 

 

A. エージェントを使わない場合:

①初めてメイドさんを雇う際には、オリエンテーションへの参加が必須

MOM(人材開発省)が開催しているEmployers’ Orientation Programme (EOP)へ参加する事が、はじめの一歩になります。

少なくともワークパーミットの申請をする2日前には、参加しなければいけません。

※登録はオンライン、オリエンテーションはオンラインでも開催されています

 

費用に関しては以下の通りです。

オンライン:35シンガポールドル(2800円)

オフライン(講義でのオリエンテーション):35シンガポールドル~60シンガポールドル(2800円~4800円)

 

②税金を収めるための、GIROの設定

MOM(人材開発省)による毎月の税金控除用に、銀行サービスを設定する必要があります。

その自動設定を、general interbank recurring order (GIRO)と呼びます。

これは、シンガポールでよく利用されている銀行である、DBSもしくはPOSBから設定ができます。

税金の控除やメイドさんの労働許可証発行用に、十分なお金を口座に入れて置く必要があります。

 

雇用する前に必ず、健康診断結果を持ってもらうように手配することもお忘れずに。

 

B. エージェントを使って雇う場合:

シンガポールで人材業で働く為には個人・会社でそれぞれライセンスを持つことが必須とされています。

トラブルを回避するためにもエージェントがライセンスを持っているのか必ず確認してください。

 

その他、以下の事項の有無を確認してみた上で、利用するエージェントを決める事がMOM(人材開発奨)からも推奨されています。

・Agency fee

・Settling-In Programme if your FDW is working here for the first time ($75) :

メイドさん自体が初めてシンガポールでメイドとして働く場合に必須であるオリエンテーション費用

・Work permit application ($30 administrative fee) 

・Work permit issuance ($30 administrative fee)

・FDW levy ($265 a month without concession; $60 with concession) :外国人メイド 税金

・Security bond of $5,000 in the form of an insurance or banker’s guarantee :保証金

・Medical insurance cover of at least $15,000 :医療保険保証適応料金

・Personal accident insurance (PAI) of at least $40,000

 

 

3.雇いたいメイドさんを探す

A. エージェントを使わない場合:

シンガポールでは友人紹介や日本人の掲示板などから、実際に会ってみるというケースが多いようです。

日本人のご家庭での経験があれば、食事のテイストやマナー等に慣れている方も多いかしれません。

 

B. エージェントを使って雇う場合:

①雇いたいメイドさんを決める

エージェントから届いた職務経験と基本データを元に、判断。

良いなと思う方がいればエージェントを通して面接に進みます。

シンガポールにいれば直接会う事ができますし、海外であればオンラインで対応することが出来ます。

もし良い人が居れば次の手続きへ。

 

②契約書のサイン

※トラブルを回避するためにも、契約書をサインする前に、以下の事項を確認する事がMOM(人材開発省)によって進められています。

• A breakdown of the fees you will be paying:サービス料金明細

• The circumstances under which you may be eligible for a refund and how soon the refund should be given:

返金対象に当たるケースと、いつ返金が行われるかの確認

• The number of replacement FDWs you are eligible for and the action you can take if your agency cannot find a replacement FDW

:もし相性が合わずに解雇した場合、新しい人として探すことができるメイドの人数、及びもしいい人が見つからなかった時の対応方法

• How service-related disputes between you and your agency will be dealt with:対処方法

 

③MOMによるsafety agreementのサイン

オリエンテーションでも詳細が話されますが、シンガポールではMOM(人材開発省)によって外窓の掃除に関する規制が行われています。

「外窓を掃除は、雇用主の安全管理を徹底した上で行うこと」・「常に窓をロックした状況にしておくこと」について言及されています。

雇用主とメイドさんの両者の、理解とルール遵守の確認を取るためのサインが必要とされます。

 

4. 雇用条件の設定と労働許可証の獲得(エージェントを利用しない場合)

①雇用条件の設定

休息日や給与、その他雇用条件について設定します。

シンガポールでは最低賃金が設定されていません!しかしながら半年ごとの健康診断の支払いなど、いくつかの雇用条件があります。

なお雇用条件や雇用主としての注意事項等詳細については、明日の記事でまとめています。

 

②ビザ申請

申請料金:35シンガポールドル(2800円)

ビザの申請手続きと必須書類についてはこちらをご確認くださいませ。

 

5. 必要手続きと支払い

以下の手続きに進む前に、ビザの申請後に獲得できるAn in-principle approval (IPA)が必要になります。

セキュリティーボンド

保証金5000シンガポールドル(4万円)の支払いが必須になります。

こちらは雇用主に支払い義務が発生し、メイドさんに払わせてはいけません。

基本的に以下の条件を満たすことで、返金対象になりますが、ルール違反等があると没収されてしまいます。

 

返金対象:

・外国人メイドさんが母国へ帰国した場合

・労働許可証をキャンセルした場合

・契約中に、雇用主およびメイドさんどちらも違反をしなかった場合

 

没収対象:

・雇用主が、期日以内に給与を支払わなかった場合

・労働許可証に記載されているビザ有効期限が過ぎているのにも関わらず帰国していない場合

・勤務地である雇用主の自宅から、行方不明になってしまった場合

(半額である2500シンガポールが没収対象に…)

 

雇用主として、しっかりメイドに労働許可証の違反に対する罰則を伝える必要があります。

メイドがシンガポールに到着する日から適応されるため、シンガポールに到着する前に、必ず保証金の支払いを済ませてなければいけません。

保証がなければ、シンガポールへの入国が出来ず、再帰国に関する費用が上乗せされてしまいます。

 

保険加入

雇用主として、Medical insuranceとPersonal accident insuranceの2つの保険に入ることがが必要とされます。

 

・Medical insurance(医療保険)

雇用主として、メイドさんがシンガポール滞在中に怪我や手術の際に年間15,000シンガポール(120万円)まで適応される保険へ加入させることが義務とされています。

 

・Personal accident insurance(個人事故保険)

少なくとも年間トータル60,000シンガポールドル(480万円)まで適応される保険への加入が必要。

必須事項としては不意の事故による一生涯の障害や死亡などを保証するものでなくてはいけません。
 

ちなみに、セキュリティーボンドと同時に保険を購入出来る保険会社が一部あります。

その場合は保険会社がMOM(人材開発省)に、保険購入を伝えてくれるようです。

通常3営業日ほどかかることがあるので、メイドさんがシンガポール到着する前に余裕を持って手続きをしておきましょう。

 

 

最後に

以上がメイドさんがシンガポールへ来るまでに必要な手続きにあたります。

 

エージェントを使わなければコストをセーブすることができますが、ビザ申請など多くの法的事項があります。

近くにメイドさんを雇ったご経験を持った方がいない際や初めてメイドさんを雇う際には、エージェントを利用することが良いのかもしれません。

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